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経済情報は生きものだ

僕はトレーダーだ。毎朝、新聞やTVから、あるいはネットから情報収集を怠らない。当たり前だ、それは言ってみれば武器を準備するようなもんだ。証券市場は文字通りの戦場なんだ。徒手空拳で闘う馬鹿はいない。これで飯を食ってるプロとして失敗は許されない。年収は1000万を超えてるが、ハードでタフな仕事だよ。

今週は、アメリカのFOMCが開かれる。要は日銀の会合みたいなもんだ。金利の利上げは12月に予定されてるが、何かサプライズがあるかも知れない。大統領選も絡み予断は許さない。イエレン議長の発言が注目されるな。

・・・朝食は抜きだ、上司からの緊急連絡で急いで会社に来いと。何か為替に異変が起こったらしい。クソ!このまま円安だとヤマを張ってたんだが、大損しちゃうぞ!電車に乗ったが空腹が酷くて鳴ってしまう。満員だから、恥ずかしいよw仕方ない、ポケットの金平糖を食うしかない。

ディーリングルームに急ぐ。所狭しとモニターやキーボードが置かれている。突然、腹痛が起こりだした。金平糖の奴が悪さをし出したらしい。どうしようもない激痛に倒れてしまった。なるほど、いってみれば金平糖もある種の経済情報といえなくもない。その色具合によって景気が分かるらしいのだ。

気が遠くなるよ、もうダメだ、上司が駆けつけてくれたようだが、もう遅い。経済情報と一緒だ、リアルタイムで動くんだ、一分一秒のミスが命取りなのだ!

 

 

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