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鳥取の岩美町の湯加減を調べろ!

僕は、IMR(Impossible Mission Region)のリーダー。地域おこしのミッションを秘密裏に執り行う半官半民のスペシャルチームだ。

指令を聞きに、閑静な住宅地にある電話ボックスに向かう。中に入り、電話帳を開く。中がくり抜かれていて、テープレコーダーと小さな封筒が入っている。

「・・・おはよう辺留不須くん。鳥取県の岩美町は、県の北東端に位置する人口1万1千の小さな町だ。日本海に面し、漁業で成り立っている所なのだが、岩井温泉という温泉がある。この寒い時分、この温泉が如何なるものか、世界中が注目している。そこで君の使命だが、いち早く、この温泉の湯加減を確認し、その実態を把握することにある。例によって、君もしくは君のメンバーが捕らえられ、あるいは殺されても、当局は一切関知しないので、そのつもりで。なお、このテープは30秒後に自動的に消滅する・・・」

電話帳を閉じると煙が出てきた。外を見ると、おばさん連中がじっとこちらを伺っている。うむ、雨の日に来るべきだったかな。・・・まあいい。さっさと帰宅しよう。

 

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(ソース・ゆかむり温泉ホームページ)

 

夜景が綺麗だ。ブランデーを注ぎたし、メンバー選びにかかろう。分厚い革製のファイルケースを持って、足を組みながらソファーに深々と座る。

岩美町・・・山陰本線の駅があり、県立の高校もある。日本海の海岸はリアス式で風光明媚だ。そんな環境の中に、あまり知られていない温泉があるわけだが、かの島崎藤村が「山陰土産」で言及している。中々な効能があるようだが、はて、その湯加減はどうなのか?

 



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