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「開星論」のUFO党

我が国の政党史は、明治以来、数多の政党が浮かんでは消えた歴史である。社会党新進党だけではない。そこにはまた、忘れ去られた、泡沫の党の数々があった。

 

私は、栃木で、信号を作る会社の社長をしている。大都会とは違い、マーケットとして大きくはない。つまりだ、道路がたくさん作られないと商売上がったりなのだ。

 



であるから、公共工事は喉から手が出るほど欲しい。よって、政治家との付き合いは必須なのである。

すると、自然と、政党についての知識が備わってきた。ま、こちらとしては、自民党だけがあれば、こと足りてるわけだがw

日本全体として見れば、そうはいかないだろう。

さて、ある日曜の昼下がり、私は書斎で、演歌をLPレコードでかけながら、ノンビリと政党史の本を読んでいた。

「うむ、明治以来、色んな政党があったのだな。実に興味深いわい」と、独り言をつぶやいた。

何だか、喉が渇いてきたな。私は内線の電話で妻を呼び出し、紅茶を持ってくるよう指示した。

「はい、あなた。お紅茶ですよ」

「おう、ご苦労」

「何のご本を読んでらっしゃるの?」

「これだよ」

「まあ、政党の歴史ですって?難しそうな本ですわね・・・」

「そうでもないさ。けっこう面白いよ」

「あら、UFO党ですって?ギャハハハ!!おもしろ~い!!!」

妻は狂ったように爆笑した。

「・・・ああ、これね。ま、偶にはね、こんなネタ政党もあるのさw」

「ああ~おかしいw久しぶりに大笑いしましたわ」

妻は、世間知らずのお嬢様だった。だから、あんなに馬鹿笑いをしたのだろう。

それでも、この「開星論」のUFO党が、稀代のユニークさを誇ってるのは間違いない。

ウィキペディアには、

森脇十九男が中心となり1982年5月13日勝海舟の墓前で結党宣言をし立ち上げたUFO党が1985年に再編成して設立され届出された日本の政治団体・政党である。開国論ならぬ「開星論」を掲げて、宇宙人との友好的交流の促進、主要各国政府上層部のみが知り得るUFO機密情報の開示を政策としている。2011年現在も政治資金規正法上の政治団体としては存続しているが、1997年以降の政治資金収支報告書では収入・支出とも金額0が続いており実質的に長期休眠状態にある。

 とある。

何とも早や、奇特な御仁がいたものだ。まあ、しかし、人間の大いなる可能性を見る思いがして、感心もしなくもない。

 



ダージリンの高級な紅茶を飲み干すと、その本を棚に戻した。もう夕方だ。赤い夕陽が私の顔を照らしてくれる。

UFOねえ・・・今度、ピンクレディーのレコードを買いに行くか・・・

 

日清 焼そばプチUFO 63g×12個

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