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ガムを噛もうよ

県警の刑事の小論保さんは、難事件に頭を悩ませていた。迷宮入りの強奪事件だった。

 

ある日、署長に呼び出された。

「小論保くん!いつになったら、解決するのかね?」

「はあ・・・いやね、大体の目星はついてるんですけどね。決定的な証拠がないんですなあ・・・」

「いいか、よく聞けよ。もうすぐ、人事異動の調査が始まるんだぞ」

「ほう・・・」

「ほうじゃないよ!ひょっとするとだな、警視庁に行くかも知れんのだよ!」

「へえ~それは栄転ですなあ・・・」

「ああ、そうだ。花の都・大東京だぞwだからな、その花道にな、分かるだろ?」

小論保さんは、何とかして、署長の栄転を盛り立てたいと思った。

「色々、世話になったしなあ・・・」

小論保さんは、刑事のくせに拳銃を所持していない。定期的な射撃試験も代役を頼んでいた。嫌いなのだ。それを、特別にお目こぼしをしてもらっていたのだ。

デスクに戻ると、小論保さんは、さっき、駅前で買ってきた夕刊のタブロイド新聞を広げた。そして、ある記事に注目した。

 


「ほう、ガムを噛むと頭が冴えるかもしれんな!」

小論保さんは、すぐにコンビニに駆け込み、ボトルタイプのガムを買った。そして、その中身を大量に口の中に放り込み、ガツガツと噛み始めた。

すると、解決方法が浮かんできたのだ!

「そうか、やっぱり、あいつが犯人だったんだ!あのアリバイ工作の嘘を見抜いたぞ!」

小論保さんは、携帯で部下に報告した。

「おい、やっぱりな、あのヤクザが犯人に間違いない。至急、手配してくれ!」

「ですが、あいつ、確か、今日、アメリカへ旅行に行くんじゃなかったんでしたっけ?」

「なにぃー!!何時の飛行機だ!」

「折り返し、電話します!」

県立空港まで、急行せにゃならんぞ!と、小論保さんは思った。

そこで、通りかかりの白バイを止めて、乗せてもらうことにした。

折り返しの電話で、あと30分で飛び立ってしまうことがわかった。急げ!

猛スピードで、白バイは走った。町の風景が次々と後ろに流れる。風が冷たいが我慢した。

その甲斐もあって、無事に逮捕した。

・・・嘘みたいだが、そういうことも有り得るんだということにして欲しい。

作者のマブゼも、スーパーマンではないのだ。たまには、こういう苦し紛れの展開になることもあるんだよ。

では、また明日ね・・・ごきげんよう!

 

丸川製菓 オレンジマーブルガムボトル 130g

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