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UNIDOの彼女ができたボク

政治

ボク、アニメオタク。で、あるコミケでさ、気持ち悪そうにしてた、メチャクチャ美人な女の人を介抱してあげたんだ。

 

そしたらさ、神様の悪戯か知んないけど、好意を寄せられちゃってさw何しろ、「彼女」なんて初めてだしさ、しかも「UNIDO・国際連合工業開発機関」ていう、なんか凄そうなトコで働いてるキャリアウーマンなんだよね。

 


それに比べ、こっちは、しがない牛丼屋のバイトだもんw気後れしちゃう感じだけど、滅多にないチャンスだしねw

とはいえ、まだ本格的なデートはしてないんだ・・・彼女、忙しいらしくて、何度もこっちから提案しても、ダメの一点張り。もっぱら、ラインのやり取りだけの関係なんだ。

・・・お?彼女からラインだ!珍しいなw何々、今夜、丸の内で食事しませんか・・・ね。う~ん、参ったな。ああいうとこ、高い店しかないもんな~新宿の居酒屋にしようと思ってたんだけどなあ・・・

でも、カッコ悪いとこ見せたくないしな、それに、確か彼女も同じ29歳なんだよな。割り勘てことにすれば大丈夫だろ・・・よし、OKするか。

 

当日。

「色々、断っちゃってごめん。クソ忙しくてさw」

「ああ、いいよいいよ。そりゃ国連だもんね、当たり前だよw」

「今さ、アフリカのビッグプロジェクトが進行中でさ、英語だけじゃなくて、フランス語なんかも普通に飛び交っててね、もうカオスなんだw」

「え?フランス語もできんの?」

「当たり前だよ~w自慢じゃないけど、英語はもちろんフランス語ドイツ語中国語は、ネイティブ並みだよ!」

「すごいね~」

「え~と、どこで働いてるんでしたっけ?」

「埼玉の草加ですよ」

「へ~あの辺、よく分かんない。あたしはね、東京事務所は渋谷なんだけど、この丸の内に住んでるし、テリトリーなんだ」

「セレブだね~」

「そうでもないけど・・・そういえば話変わるけど、あのコミケでさ、何のアニメグッズを買いに来たの?」

まさか、そんな話題が出るとは!ロリコンアニメとは言えんぞ!

「ああ、ガンダムですよ~」

「そう・・・お、料理きたよ。お腹空いちゃった~」

「何これ?」

「ああ、そうか。フランス料理とか食べたことないんだ~」

「大体、いつも賄いの牛丼だからw」

「え?マジでwよく、そんで耐えられるねw」

「う~ん、気にしないタチだからかな?」

「でもさ、体に悪いって!」

「そだね・・・」

 

食後。

「で、会計なんだけど、割り勘でいいかな?」

「は?おめえ、ふざけんなよ!どこの世界に女が払うデートがあんだよ!」

「いや、それは、でも・・・」

「あ~あ、これだから貧乏人の男はダメなんだよ。もういいよ、ブラックカードで、あんたの分も払ってあげる」

彼女は、社会勉強の目的で誘ったらしかった。貧富の格差でポピュリズムが跋扈してるかららしい。そこで、見た目も貧相なボクを見定め、芝居を打ったそうだ。

ヒドイ話である。

 

わかりやすい国連の活動と世界―国連英検指定テキスト

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