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「地域おこし協力隊」という名のパシリw

地理

村の課長と係長は、これからの村について相談していた。

 

過疎が酷くて、これでは消滅してしまう。若者はどんどん流出して帰ってこない。ジジババばかりで、雪下ろしもままならない。財政も火の車、人員削減で課長自ら、おやつタイムのお茶を皆に配る有様。

「てことでさあ、村長がこれやるかってことでね・・・」

「はあ、地域おこしですか」

「うん、補助金も出るしね」

「でもねえ、上手くいきますかねえ。ここは閉鎖的だしなあw」

「ハハハ・・・でもさ、草むしりとか便利に使えるんじゃないの?」

「ああ、なるほど。どうせ、国のお金ですしねw」

「そうよ、やらなきゃ返って損でしょw」

面接

「どうです?村長?」

「う~ん、この子なんか、いいんじゃないの?」

「なあ、メンコイし、阪大だろ?頭いいんでねえの?」

「もう~組合長さんは、美人なら何でもいいんでしょ?」

「うひゃw課長は、ホントに口が悪いべさあ~w」

「係長は?」

「そうですねえ・・・まあ、彼女もいいですが、商社マンの彼も使えそうな気がしますが」

「うむ、課長はどう思う?」

「そうですなあ、でも何か、ちょっとこう、生意気な感じですよねw」

「俺もそう思うだべよ、おめえよ、ここいらの連中はさ、バカにされるとマジに怒るかんなwやめといた方がいいぞ」

採用

「よろしくお願いします!」

「ああ、よろしく。課長から、大体の話はあったと思うけど、まずはね、草むしりからお願い」

「え?あのう、農業の6次産業化をやりたいんですけど・・・」

「うん、あれね。あなた、阪大の農学部だから、張り切るのは分かるんだけど、郷に入っては郷に従えってことでね、まずは、こちらの指図に従って貰わんとね」

「・・・はい」

経費

「どうしてダメなんですか!5万円でいいんです、それでビニールハウスを作れるんです!」

「あのね、5万て簡単に言ってくれるけどさ、課長の決裁がいるんだよ」

「分かりました。じゃ課長さんのとこに行きます!」

「おい!勝手なマネしちゃ困るな。いいかい、ここは役所だ。厳格にルールが決まってる。それを逸脱するとね、ことによったら裁判沙汰になるからねw」

「そんな・・・脅かすんですか!」

「いやいや、ただ忠告してあげてるだけよ」

結果

「で、あの子は辞めちゃったの?」

「はい。やっぱ女の子は根性が足りないですなw」

「う~ん。君の言う通り、商社マンにするべきだったかなあ」

「まあ、済んだことですから」

「うん。それにな、変に派手なことされて、何かあったら大変よ。こっちの責任になるからね」

「そうですよねえ。給料の査定にも響きますしねw」

「そうそう。全くねえ・・・地域おこしもいいが、波風を立てられちゃ本末転倒だな」

「ですかね・・・さあてと、じゃ雪下ろしに行ってきます」

「おう、あの婆さんとこか。あそこんちも1人暮らしだからね。ホントは業者を呼びたいけど、無い袖は振れんしなあwま、ご苦労さん!」

 

僕ら地域おこし協力隊: 未来と社会に夢をもつ

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