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青森の田舎館村のアートを目撃せよ!

私は、IMR(Impossible Mission Region)のリーダーだ。寂れる一方の地方を救うため、極秘作戦をやってしまう半官半民の特殊チームなんである。

 

さて、今日の指令は何だろうか?

地方の今にも潰れそうなオンボロ美術館。受付にいるのはお婆さんだ。

「すみません、東京から来た‘極東文化財団‘の者なんですが・・・」

「あ~はいはい。館長さんから聞いております。え~と、イヤホンガイドと、これ、ロッカーのカギですね~」

お婆さんは、0番と印字してあるイヤホンガイドと、カギを手渡した。館長から預かったものだ。無論、館長も事情は知らない。単なる‘仲介屋‘に過ぎない。

ロッカーから、書類袋を取り出す。館内は案の定、閑古鳥が鳴いていた。監視する係員もいない。これでは、早晩、閉館も近いだろう。

イヤホンを耳に押し込み、ボタンを押し、歩き回る。一応、地元の画家の下らない絵を見るフリをする。

「・・・おはよう辺留不須くん。青森県の田舎館村(いなかだてむら)は、中央部の津軽平野に位置する、人口約7700人の小さな村だ。亜寒帯気候で冬の寒さは厳しいが、米どころとして知られる。そして、もう一つの名物は何といっても田んぼアートだ。駅名にも命名されるくらいの、村にとって大切なものらしい。そこで君の使命だが、この田んぼアートがどのようにして出来上がるのか、その秘密を探ることにある。例によって、君もしくは君のメンバーが捕らえられあるいは殺されても、当局は一切関知しないので、そのつもりで。なお、このガイドはトイレで水没させるように。成功を祈る・・・」

トイレに行き、洗面所で栓をし、水を一杯に溜める。そして、ガイドを十分に時間をとって水没させ、栓を抜き、そのまま放置する。

「あのう、イヤホンガイドは?」

「・・・ああ、洗面所に落としてしまったんだ。すみませんね。では、急ぐんで失敬」

「ちょっと待って!」

「じゃ、館長に電話すれば?」

婆さんは、館長に電話した。たしか、まだ自宅にいるはずだ。

「ああ、いいのいいの。それはね、後で弁償してもらうことになってるからwそのまま、お帰り頂いて」

それでも納得いかなそうな婆さんを残して、帰京した。

 

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(ソース・田舎館村ホームページ)

 

さあ、メンバー選びだ!

革製のファイルケース。そばには、シャンパンを用意した。

 


田舎館村・・・展望台入場料の収入や土産物で活性化しようとしてるようだが、そう簡単にはいくまい。それでも、この七色の稲で作られる「田んぼ絵」が素晴らしい事には論を待たない。何とかして、その秘密を暴かねばならんぞ。さて、その作戦とは?

 



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